CDをまともに作ると費用はいくらかかる?
クラシックでピアノを使った2日、ワンポイント録音の場合、
ホール代 (ピアノ、反響板、楽屋使用料を含む)
立会い調律代 100,000円
録音技術料 240,000円
編集技術料 200,000円 (編集箇所が少ないと減らせます)
マスタリング技術料 50,000円
雑費、交通費 30,000円
ジャケットデザイン 100,000円
CDプレス 150,000円
CD流通登録費 50,000円
iTunes登録費 50,000円ん
ざっくり見積もってこのくらい(ホール代抜きで100万円弱)かかるのだが、
果たして今の時代に、そうまでしてCDを作る必要があるのだろうか?
これをやっても良い人は、CDを2,500円で600枚売れる人。
600枚売ることができれば、経費は取り戻せて、あとは利益になる。
そういう人は借金してでもすぐにやりましょう(笑)
そこまでの見込みが立たない人は
配信
CD-Rで販売する
などの方法が考えられる
配信の場合は、楽曲の販売単価がアルバム単位で1,500円が標準だけど、
流通業者を通じて手元に戻るのが750円。
そうすると、1000ダウンロードくらいで費用分が回収できる計算になる。
もちろん、CDと配信の併用もありだ。
弊社ではハイレゾの配信を始めるので、ハイレゾ用の権利を弊社に譲渡していただくことによって、諸々の技術料を抑えるという方法もある。
これについては、レーベルとして対応できるかどうかの判断があるため、事前の審査が必要になってしまう。
一番大事なのは、「ミュージシャンとしてのセールスポイント」があるかどうかだと思う。
興味のある方はinfo@vvd.sakura.ne.jpあてにご連絡ください。
それでも厳しいという人は
一生懸命練習して録音の日数を1日にして、編集の必要のない演奏をする。
これだけでかなりのコストダウンにもなったりする。
昔、ビートルズの初期のアルバムは1日で収録されていた。
CDの収録時間は1枚当たり74分。
つまり最大でも74分間納得のいく演奏ができればCDは作れてしまう。
その辺から発想の転換をしていけば
音楽ソフト制作=お金がかかる
という図式は崩して行けそうな気がするのだが・・・
春らしい録音の写真(アシスタントの彩さん撮影)
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