世の中「ハイレゾ・バブル」という言葉も出始めているけれど、
ハイレゾって何だろ?
という方に簡単な説明をしてみたい。
絵を描くためのキャンバスを想像してみてほしい。
麻で出来た、ごつごつとした粗いキャンパスが今までのCDフォーマットだとすると、
絹でできた滑らかなキャンパスがハイレゾのキャンパス。
例えば点描で絵を描く事を想像すると
大きな筆でゴツゴツと点描していくのが今までのCDフォーマットだとすると、
針のような小さな筆できめ細かく描いていくのがハイレゾ。
音でいうと、滑らかで、立体的で、深みがある。
ということだと思う。
もっと簡単に言えば、演奏の繊細さをよりディテールまで記録できる。
かな?
一時期までは高度に調整されたいわゆるスーパー・アナログにはディジタルは勝てないと言われていた。
でも、手軽さやコストを追い風にいわゆるスーパー・アナログはスタジオから姿を消しつつある。
でも、レコーダーがスーパー・アナログを凌駕しつつある今、スーパー・アナログで音楽を切り取ってレコーダーに入れる技術も求められ始めている。
実はそこに至るケーブル1本でキャンバスに描く前に画像が荒くなるし、
そこらへんのこだわりはディジタルが登場してこれまでの間に実はかなり退化しているように思う。
ハイレゾというけれど、それは音楽を入れる器のことであって、その大きな器に入れる情報量という料理を作るための包丁や料理人の腕が???ではせっかくの器ももったいない。
器が豪華に、大きくなるということは
「お前ら、何を盛り付ける?」
と、挑戦されていることでもあるのだ。
今日、弊社で製作したハイレゾをCDと聴き比べてみたけど、一言で言えば
「みずみずしさが違う』
ということだろうか?
こんなバンドの音源です。
●ハイレゾの楽しみ方#1 ~ ヘッドホン、イヤホンを選んでみる
●ハイレゾの楽しみ方#2 ~ ポータブル・HP・アンプ
●ハイレゾの楽しみ方#3 ~ ヘッドホンのケーブルを変えてみる
●ハイレゾの楽しみ方#4 ~ MQAフォーマット
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