過去の仕事だけど・・・・

何気なくインターネットで遊んでいたら、過去に担当した仕事について、こんな批評を見つけた。

その中には
”今シリーズ3作目の自作作品が中心のアルバム。
テーマは「思春期の孤独」。
初手合わせの二十代のミュージシャンのととともに制作。バックトラックの瑞々しく、それはまるで雪解け水のように冷たく、美しい。
98年紅白大トリで和田アキ子がマイクを外した歌った「今あなたに歌いたい」もセルフカバー。
ベストトラックは雪の夜、電話ボックスに駆け込んで何か思いつめた電話をかけている女を描いたタンゴの「春待草」、港町で彼方に広がる大海を眺めながらも旅立てないでいるかもめを歌う「かもめ挽歌」”
と書いてある。

それはまるで雪解け水のように冷たく、美しい。
という一言が、何とも言えず嬉しい。

それは2000年のお正月、雪深い山中湖で録音したCDの事なのだ。
その時のスタジオから見える透き通った銀世界が音を聞く度に思い出されるし、それがリスナーに伝わっている事が嬉しい。
Vl,Vc,Pf,Perという変則的な編成の音楽だが、僕にとっては思い出深い一枚だ。
何よりも作曲家奥村真吾の瑞々しい感性が光っている1枚です。

By VIVID productions Co.,Ltd

20060121

 

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