親しい人が亡くなると何故悲しいのだろう??
その人にもう会えなくなるから?
その人の気持ちを考えると辛いから?
その両方??
それとも他に理由はあるのだろうか?
言葉では表せない感情が胸の中に渦巻いている。
今日、何気なくインターネットを見ていると僕が駆け出しの頃とてもお世話になったディレクターの方が亡くなられていた事を知った。
それも3年も前に50歳の若さで・・・・
松本さんとはほんの数回の仕事しかご一緒出来なかったが、音の世界の色々な事を教えて頂いた。
また、お互い知人の少ない名古屋という地に転勤していた事もあり、プライベートでも良く一緒に遊んで頂いた。
自由である事、美しくある事・・・・
何本ものテープを一緒に聴きながら、音の世界の無限の可能性を語る松本さんの澄んだ目が今も胸に焼き付いている。
以下はイタリア賞受賞時の松本さんの言葉
(メルマガ・出放題 号外7 (哀悼:松本順君に捧ぐ・・・)キヨシ新聞「読者の広場」より引用させて頂きました。〕
〔「アウラ」イタリア賞大賞受賞の言葉〕
■愚直に・・・
受賞には縁のない、協会人生と思っておりましたので、正直、こ
のような大変な賞をいただき恐縮すると共に、とてもありがたいこと
と感謝いたしております。
最近、民放の放送番組などを見ていまして、放送人としてのモラル
や意識の低下が気になっていました。ですから余計に意地になって、
自分が作る番組は、NHKの良心に恥じないものを、という気持ちを
大事にしてきたつもりです。
視聴率さえとれば勝ちという風潮に、時に反するわけですから、あ
まり陽の目をみないのはしょうがない、と思っていました。でも、真
面目にやっていれば、このように報われる事もあるのかな、などと感
じ入っています。
受賞の喜びを糧に、これからも体の続く限り、愚直に、視聴者の皆
様に喜んでいただける番組を作りつづけたいと思います。本当にあり
がとうございました。(松本順)
松本さん、有り難うございました。
心からご冥福をお祈りします。
いずれまたお会いすると思いますが、その時まで僕の事を覚えていてください・・・
その時までには痩せておきます。
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