録音1日目

朝8時にホテルを出発。飲み物などの買い出しをしてからホールへ。
9時から搬入、セッティングを開始して11時には全て準備OKとなる。
その頃にはミュージシャンも楽器の調整を終えていつでも録音出来る体制になっていた。

最初は箏とアコーディオンによるピアソラから。
演奏の確認の間に諸々の調整をしてテストのテイクを録音してみる。
それを再生して演奏者、作曲家からの意見を聞いて再度調整。
もう一度テストを収録して全員からOKが出たところで本番の収録に入った。

この回で録音する曲は大きく分けて2パートに別れるのだが、音楽そのものの流れを損なわない様に
パートとパートの間を少し長間に休みながら続けて録る様にした。
録っては聞き、録っては聞く作業を繰り返して良いテイクが録れ、修正用の素材も録れている事も確認して1曲目の録音を終了。
箏は西洋の楽器から比べると構造もシンプルで音量も小さいので、このセッションも実はドキドキ物だったのだが何とかみんなが満足してくれる音が録れてホッとした。

アコーディオンとのセッションの後は本日予定している2曲目。
今日は箏のソロだが、後日和太鼓をダビングする予定の曲。
和太鼓に負けない様に力強い箏の音を録る様に心がけた。

最初はご自分の演奏をスピーカーから聴く事に抵抗のある様だった奏者の方も、この頃に離れてきた様子でホッとした。
今日は予定時間目一杯の21時まで作業をしてホールを後にした。

By VIVID productions

PHOTO:マイクセッティングの様子

20060531

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