音環境について考える 〜生活に自然の音を持ち込める?〜

  1. いきなりですが、ドイツは静かな国です。
    電車の中も静かだし、電車が加速する時にギアが上がる音も音階になっています。
    CDショプでも音楽は流れていません。
    試聴したいCDは包装を破って聞かせてくれますが、店内で音楽が流れるのはその時だけです。
    (破った包装はどうするんだとう?って心配になりますが)

    これは余談ですが、彼らは視覚に対しても敏感で派手なネオンサインなどは好まないし、夜は間接照明でゆったりとした空間を作り出します。

    日本も音や光を取り囲む環境について見直す時期が来ているような気がしています。
    街の至る所で無節操に音楽が流れ、テレビでもラウドネスによる監視が始まったとはいえ、まだまだ暴力的なサウンドが流されることが多いような気がします。
    聴覚は24時間働き続けていますし、目を閉じる様に能動的に外部の音を遮断することもできません。
    音は、自分たちの意識とは無関係に精神や身体に影響を与え続けているはずです。

    音そのものを通じで心や身体をケアする環境を作り出すことができないだろうか?
    ということを最近考え続けています。
    自然の音は色々な意味で人間を癒す要素を含んでいるとしたら、ハイレゾが普及しつつある今こそその可能性について考える時だと思います。

    豊かな自然音を定期的に配信できるプロジェクトも悪くないと思います。
    通勤中に自然音というのも悪くありませんね。

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