録音2日目

ホテルのサービスとは一体なんだろう??
昨日の夜は外もずいぶんと冷え込んでホテルの中も寒いのに、館内の空調は冷房になっていて暖房には変更出来ないと当たり前の様に言われる。
お陰で余り眠れないまま2日目の現場へ。

今日の録音は箏のソロを3曲。
奏者のKさんにとっては孤独な戦いの1日だ。

正確無比な四角四面の演奏よりも、多少”揺れ”や”ぶれ”があっても音楽として大きな”うねり”や”唄”のある演奏の方が聞き手にとってはアピールする物がある。
この様な日の僕達の仕事はKさんがどっぷりと音楽の世界に浸って演奏できるようにすること。
といっても出来る事出は少ないのだが、箏の傍に花を飾る、美味しい飲み物を用意する、新鮮な果物を用意する、一番難しいのがリラックス出来るように、クリエイティブな方向に迎えるように言葉を掛けてあげる。
といったことだ。

あれだけの太くて長い弦を爪弾くため、体力的にも限界が来やすい。
少ないテイクでより良い結果を出すにはどうしたら良いのか???
音楽制作は人との関わり合い無しでは決して成立しない事を改めて思い知った気がした。

19時、自分たちが思っていたよりも少し長引いてしまったが、今日は早めに切り上げる事が出来た。

明日はいよいよ今回の最難関、箏とピアノ!!
どうなることやら・・・・・

By VIVID productions

PHOTO:ホールの夕暮れ

20060601

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