最近、毎日の様にヨーロッパにメールか電話をしている。
新しい事を始めようとしているのだ。
それは、
ヨーロッパでのレコーディングのコーディネート。
どうしてこんな事を考え始めたか話し始めると長くなるが、要するにクラシックにふさわしい本物の響きを持ったホールが日本にはないと感じている事が話しの発端だ。
クラシックの場合、響きが表現に与える影響はかなり大きい。
ただ、日本の場合悲しいかな僕はほとんど”美しく響くホール”に出会った事がない。
それは、作られる方々は努力していらっしゃるのだが、日本という土壌の中で出来上がる物の宿命ではないかと感じている。
だから、うちの会社の設立10年後の目標はミュンヘン郊外のお城を買ってそこをスタジオにするという、周りから見ると、かなりばかばかしい物なのだ。
昨年ドイツを訪れた際に地元の放送局で働く友人を訪ね、その話をした所、”そんな金のかかる話は止めとけ。それよりも、うちの素晴らしいスタジオを使える様にしてあげるよ!!”という話しになってしまったのだ。
早速見に行くと戦後直ぐに立てられたというスタジオは文句なしに素晴らしい!!
たった1時間の訪問だったけど、そこで仕事を進める事を決めてしまった。
同じ旅の中で知り合ったフランス在住の日本人の方(実は高校の後輩だった)とも、フランスで同じような仕事をしようと言うことで協力して下さる事になり、こちらも色々と話しが進行中。
さらにはウイーンと・・・・
何だか面白くなりそうだ。
まだ、色々な組織立てに時間がかかりそうだがなるべく早く皆さんにお知らせできるようにしたい。
お楽しみに・・・・
PHOTO:ドイツ某所のスタジオ 素晴らしい響きを持っています。