成城のプライベートサロンにて 12/6,7
出演 イエルク・デムス様
使用マイク SCHOEPS CMC-621xt
録音にも精通しているデムス氏との初”お手合わせ”とあって、いささか緊張して現場へ。
下見の時には気づかなかったけれど、プライベートサロンと言えどもやはり民家で、特に床の作りが弱いのが気になる。
デムス氏とマイクを選び、ポジションを確定しても音像の不安定さが最後の課題として残った。
柔らかい床の上にピアノを載せると、ピアノの振動が床、スタンドを伝わってマイクの振動板を揺らす。
本来マイクの振動板はピアノの音のみに対して揺れるべき物なのだが、この外来的な要素が音の”濁り”の原因になってしまう。
それを防ぐために床とマイクスタンドの間に”緩衝剤”を入れてみたら効果絶大!!
デムス氏に”CD quality!!”とお褒めの言葉を頂いた。
2日間に渡る録音は順調に終了し、使用した緩衝剤はその効果にすっかり惚れ込んでしまったデムス氏にプレゼントとして差し上げて帰った。
この記事へのコメントはありません。