録音1日目

朝8時にホテルを出発。
9時にホールに着いたら既に演奏者の皆さんと調律師さんは到着していた。
ピアノの位置などざっと打ち合わせをして機材の搬入とセッティング開始。
目標は11時アップだ。

今回の録音はチェロとピアノ。
オペラのアリアやカンツオーネ、日本歌曲などの唄をチェロで演奏しようと言う企画だ。

ここ数日、事前に頂いたCDや資料と睨めっこしながら、演奏者の方とメール、電話をしながら機材のプランを練ってきた。
目標は”唄の様に”チェロを録る事。
今回は2組のメインマイクとチェロ、ピアノにそれぞれスポットマイクと合計8本のマイクを準備した。

11時にはセッティングも調律もアップしていよいよ録音スタート。
先ずは演奏環境の確認。今回はチェロ台を使用するかどうかから確認をはじめる。
チェロ台に乗って貰ったりおりて貰ったり、チェロ台の向きを変えたりしながら最も演奏しやすい状態を探る。
今回はチェロ台を使用する事に決定。

その後、2組のメインマイクで録音をしてどちらのマイクを使用するかを議論する。
今回はNEUMANN M-269とNEUMANN M-50を用意した。
僕の予想では今回はNEUMANN M-269の勝ちだと思っていたのだが、暫くの比較試聴の末NEUMANN M-50を使用する事に決定。
あとは何テイクか演奏をして貰いながらマイクの位置、チェロ、ピアノの位置を調整して音作りを行っていく。
EUMANN M-50以外は必要ないという事で、他の6本は撤収。

間に1時間の休憩を挟んで音が決まったのが午後3時。
ここから今日明日のノルマ22曲のうち8曲を一気に録音。

ホールの空調音を避けるために全館空調を止めたため、夕方以降はコントロールルームも底冷えして寒かったが、そんな事も忘れるくらいチェロの調べが美しかった。

21時終了。
データのバックアップを行って21時半にホールを出発。
冷え切った身体にはホテルの傍にある温泉が本当に有り難かった。

By VIVID productions Co.,Ltd

PHOTO:ホールのステージの様子。

20060117

 

 

 

 

 

 

 

 

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