アナログ機材の整備 〜ちょっと違う質感を手にすると・・・〜

最近はかなり真面目にアナログ機材の整備を行っています。
ここ数年はデジタルの機材の進歩も著しくて、音の処理全てをデジタル領域で行っても良い結果は出るのですが、
一昔前にアナログの機材を使って作っていた音の質感が出ないのも事実です。

アナログの質感・・・・

一言では言えないのですが、
厚み、温かみ、深み・・・・

フィルムで映画を見ているようなイメージが近いかもしれません。
その様な質感が求められる音楽もあるし、デジタルで緻密に処理されたどこまでも透明なサウンドを求める音楽もあります

写真の機材は暫定的なものではありますが、デジタル処理の最後に、この様なアナログの機材に音を通すことによってそのよな質感を加える目的で整備しています。

一番上の機材はManley Stereo Valve MU Limitter Compressorといって、真空管を使用したコンプレッサーです。
この機材にはずっと探していた機能全てが備わっていて、自分にとってはこの上なく理想的な機材です。

今はJAZZのプロジェクトのマスタリングを行っていますが、終段にこの機材を通すか通さないか
毎日悩んでいます。(笑)
アトリエに来てくれる友人にも比較してもらうのですが、処理する音、しない音、選ばれ方は人それぞれで
いっそのこと2通りの処理のソフトをリリースしようかと真剣に考えたりもします(笑)

これらの機材も少しずつ充実させていく予定です。
フルデジタルとは一味違うマスタリングを体験してみたい方、ぜひ弊社での作業をご検討ください。

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